「自信」ってなんだろう
今回は「自信」について、諏訪部彩なりに書いてみたいと思います。
私は「7つの習慣J®」オンラインのファシリテーターとして、日々子どもたちに『これからの時代を生き抜くチカラ』を伝えながら、自分自身も『7つの習慣』の書籍を繰り返し読み続けて、勉強しております。今回は「自信」について書いてみたいと思います。
「自信」は人に作ってもらうのではなくて『自分で創るもの』
「7つの習慣J®」では、「自信」は自分で創ることができるものだ、ということを学びます。
私も以前は「自信」というのは人に作ってもらうものだ、と考えていました。だから、
・自分の価値は人が決めるもの
・人から評価され、認めてもらわなくてはならない
・友達から声をかけてもらえないと、自分は必要とされていないのでは、と感じる
こんな風に思い、いつも人の目や評価を気にして過ごしていました。
でも、それって「他人にとって自分はどうあるべきか」を考えていて「自分がどうありたいか」がないんですよね。自分軸ではなく他人軸で生きているから、他人からの評価がないと、あっという間に自分を見失うし、悪い評価をされたりすると、落ち込み、何を求められているのだろう、正解があるのでは、と自分で分かるはずのない、他人の基準を探しながら行動してしまいます。それをずっと繰り返してきたのが、これまでの私の人生でした。なんとなくこれではいけないとわかっていたけれど、じゃあどうすれば良いかが分からなかった。
私の「見方」を変え本当の「自信」をくれた人
そんな私を変えてくれたのが、発達障害グレーゾーンの我が子です。
学校に馴染めない自分を責めたり、自信を無くしたりするどころか彼は、
「自分にはうんと学びたい意欲があるのに、窮屈に時間とルールでしばって、自分がやりたいときにやりたいことをさせてもらえない。そんなのはおかしい」と言いました。
その考え方の善し悪しはここではさておき、学校というのは集団生活の場だから仕方がない、そういうところなんだと、思考停止して受け身な考え方だった私とは違い、自分が感じた違和感を堂々と、誤解を恐れず、批判を恐れずに訴えた我が子の姿に、はっとさせられたのです。
そうか!「自分がどうありたいか」をちゃんと持って表現するべきだと。
「自信」=「自分を信じる気持ち」
「自信」というのは、簡単に言えば「自分を信じる気持ち」です。「自分がどうありたいか」をしっかりと持ち、自分で選択し「やる」と決めたことを自分の意思でやり遂げる、つまり「自分との約束を守る」ことが、何よりまず自分を大切にすることになり、そして自分を信じることが出来る気持ち=自信へと変わっていくのです。
自分のことを大切に出来ない人が、本当の意味で他人のことを大切には出来ないですよね。それでは人から信頼されたり、良い評価を受けたりも出来ません。
だから、「自信」というのは人から作ってもらうものではなく、自分で創るものだということなのです。
自分に「自信」がある人同士が、自分の得意なことで人を助け、苦手なことは人から助けてもらう、そんな風にお互いを認め合い、助け合える世の中にしていきたい。そんな思いを抱きながら、子どもたちと「7つの習慣J®」の授業を通じて関わらせて頂いております。
※「7つの習慣®」および「7つの習慣J®」はフランクリン・コヴィー・ジャパン社の登録商標です。