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発達障害の子どもが作文を書けるようになるための5つの支援策

発達障害の子どもが作文を書けるようになるための5つの支援策のイメージ画像_株式会社アイトカム_諏訪部彩

思っていることや考えていることはあるので長い目で見てあげてほしい

発達障害の子のなかには作文が苦手という子がいます。理由としては、

✅書きたいことが思いつかない
✅書きたいことはあるが文章化できない
✅字を書くこと自体が苦手、嫌だ

といったことが考えられます。
それでも整理しきれていないだけで、何かしら思っていることや考えていることはあるので、それを引き出してあげて、「文章にすることで人に伝わる喜び」を教えてあげるのが有効な手段です。

文章化するコツを掴めてくれば、字を書くことは学年があがるにつれて抵抗感も薄れて少しずつ出来るようになっていきますので、焦らずに長い目で見守ってほしいと考えます。

作文が書けるようになる5つの支援策

1.例文を提示して主語や述語の部分を自分の言いたい言葉に入れ替える

まっさらなところから書き進めるのはハードルが高く、最初から諦めてしまい、やってみようという意欲も育まれません。

そこでまずは、例文を作ってあげて、主語や述語のところだけ、お子さんの言いたい言葉に入れ替えていくスタイルからチャレンジしてみましょう。書きたいことが思いつかない、文章に出来ない、というお子さんにとっての高いハードルを下げてあげるイメージです。

2.「5W1H」や「PREP」など文章を組み立てる『型』を教えてあげ練習していく

あらかじめ文章を構成していく順序・型を教えてあげて、あいうえお作文のように考えていく練習をしてみましょう。

「5W1H」は「いつ(When)どこで(Where)誰が(Who)何を(What)なぜ?( Why)どのように(How)」ですね。

「PREP」は「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)」です。

どんなことを考えるべき(要素)か、どう伝えるべき(順序)か、が分かっていると、考えるハードルも、伝えるときのハードルも下げてあげることが出来ますよね。

3.子どもが口頭で述べたことを文章に起こす

伝えたいことが明確にあって、話すことは出来る、という子には、口頭で話してくれたことを文章に起こしてあげるのも1つの手段です。バーッと話すだけ話して、何を言ったかはよく覚えていないということもあるので、文章にしたものを改めて読みあげてもらったり、客観的に見ることによってどう思ったかをやりとりしてみたり、文章をもとに一緒に推敲しても良いでしょう。

4.質問を投げかけて子どもが答えた内容を書き出す

お子さんに質問を投げかけて、答えた内容を整理して文章にしていくやり方もあります。

最初から文章にしないで、箇条書きで書き出していき、後から一緒に整理して文章に仕上げていくと良いです。最初からきれいな文章で書いていこうと思いすぎるから詰まってしまう子もいます。でも、大人でも実際は自分の伝えたいこと、思いついたことをひとまずはメモして、それを膨らませたり並べ替えたりしながら文章を作っていくと思うんです。質問で言いたいことを考えるきっかけを作り、そこから整理して文章になる過程を経験させるのも、手順を覚えていくのに有効なやり方かなと思います。

5.字を書かせることに執着しすぎず別の方法(パソコンで入力するなど)でもOKとする

そもそも字を書くこと自体が嫌い、苦手という子には、親がそれに執着しすぎてしまうと、考えていることを目に見える形でアウトプットする機会が少なくなってしまうんですよね。

それよりは、別の方法でも良い、と気楽に考えて取り組ませていく方が前に進むと思います。パソコンに興味があって、文字を入力するのが楽しくてやりやすければ、それでも良いと思います。文章よりも絵や図で表現する方が良ければ、それでもOK。自分の考えをどんな形でも良いのでアウトプットしてもらって、「なるほど。そんな風に考えているんだね。ママにその考えはなかったなー。さすが!」とやりとりしていくと、自分の考えって間違ってないんだなとか、褒めてもらえたぞ!と自信が持てますし、アウトプットすることで相手に伝わったという喜びを感じることが出来ます。それをなるべくたくさん味わえる機会を作ってほしい。そうすれば、あとは時が解決してくれるのを待ちましょう。

学年があがってくれば少しずつ、書いて表現することにも自分からチャレンジするようになっていきます。

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