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発達障害の子どもが授業についていく力をつける6つの支援策

発達障害の子どもが授業についていく力をつける6つの支援策のイメージ画像_株式会社アイトカム_諏訪部彩

発達障害の子どもたちは特性上どうしても授業のペースについていくのが困難な場合があります

無理にペースについていかせよう、全てに取り組ませようとするよりは、その子が現時点で出来ることに合わせてやるべきことを絞る、他者のサポートによってうまくいくことがあるなら、先生と情報共有し具体的に協力をお願いするなど、工夫すれば十分にカバーしていくことが出来ます。

授業についていけなくなってしまうと退屈だと感じてしまい、関係のないおしゃべりをしたり立ち歩いたりして先生やお友達から注意され、自己肯定感が下がっていきます。そして学校が楽しくない、行きたくない、となる原因になってしまいます。

そのためにも、家庭での復習を習慣にして理解が出来るようにフォローしてあげてください。家庭でのフォローはいつも忙しい親御さんにとっては大変な面もありますが、一度に沢山の量は出来ないので、短い時間でOKです。一日5分の復習を、毎日コツコツ取り組んで習慣にしてあげましょう。

復習を重ねて知識が定着すれば、自分にも分かるぞ、出来るぞと自信がついてきます。それをきっかけに授業に対する興味と意欲も湧いてきます。そうすれば学年が上がるにつれて、ちゃんと自分の力で授業のペースについていけるようになっていきますよ。

具体的な支援策とは

1. 低学年で自分から取り掛かることが難しい時は先生に個別で一声かけてもらうようにお願いする

発達障害の子は、先生から口頭でされた一斉指示を理解しづらい傾向があります。

ほかのことを考えていて耳に入ってきていない場合もあるし、聞いていても脳の処理が追い付かずに指示されたことを理解できない場合もあります。周りの子の動きを見て、自分が今すべきことを把握するという、いわゆる場の空気を読むということも難しい場合があります。なので、指示通りに動けていないと思われる時は、先生から個別に一声かけてもらえるようにお願いしておきましょう。

2. 口頭の指示が理解しづらい場合は教科書の該当ページや今すべきことが分かるように黒板に書いてもらうことをお願いする

一声かけてもらうとともに、全体に指示した内容を黒板に書いてもらうようにお願いしましょう。

耳からの情報よりも目からの情報の方が理解しやすい場合があるからです。今何をしないといけないか分からなくなったら、黒板を見て確認するんだよとお子さんにも伝えます。具体的な対処方法が分かっていることもお子さんの安心材料の一つになります。

3. ノートを取らせるか、先生の話を聞かせるか、どちらかでいいので、その子に合う取り組みやすい方を選んでまずは一つのことをしっかりやらせてみる

授業に臨む時には、先生の話を聞く、ノートを取る、という主に2つの作業を行う必要があります。さらに友達の発表を聞いたり、グループ同士で話し合ったりすることもあります。とにかくやることが多いんです。それを全て完璧にやれというのは、子どもにとっては意外と高度なことなんですよね。

まずは、先生の話を聞くことに集中させるか、ノートを取ることに集中させるか、やることを絞るのも一つの手です。我が子の場合、ノートを取ることが苦手でしたので、1、2年生の時は、ノートは一切取らなくてよいことにしました。それでも3年生になってからは、何も言わなくても自分からノートを取るようになりました。完璧ではないのですが、自分から取り組むようになったのを褒めて、徐々に出来るようになっています。

4. ドリルやプリントなどが最後まで終わらなくても叱ったり否定したりしない

取り組めるスピードは人それぞれ個人差があって当然です。なので、最後まで終わらなかったからと叱ったり否定したりはしないことが大切です。

ですが、やれなかったからそのままでいい、としてしまうと、どんどんさぼる方向へ行ってしまう可能性がありますので、やれなかった分はお家に帰ってきてから取り組む。その日に出来なくても、週末、さらに繰り越して夏休み。どれだけ時間がかかってもいいので、必ず終わらせるという風にします。そうするとだんだん出来るようになるのと同時に、ちゃんと学校で終わらせる方が自分にとってメリットがあるぞ(残してくればお家でやることになり、好きなことが出来る時間が減ってしまう)と気づきます。

5. 量をこなせているかではなくて、単元ごとの理解が出来ているかを見てあげる

量も確かに大事ではあるのですが、どうしてもスピードに個人差はあるので、まずはちゃんと単元ごとの理解が出来ているのかをよく見てあげましょう。とにかく集中できる時間が短い子が多いので、限られた時間の中で、教わったことが分からなくなっていないかを注意深く見てあげましょう。教わったことを確実に出来るようにしていくことが自信へとつながっていきます。

6. 復習に力を入れる

上記5.とつながりますが、単元ごとの理解を定着させるためにも、集中できる限られた時間を復習に充てます。

予習に力を入れると、学校の授業の時に「ぼく、もう知ってるもん!」となって、指されていないのに勝手に答えを言ってしまったり、もう分かっているからと授業をちゃんと聞かなかったりします。そうすると先生から叱られて余計にやる気をなくす、という悪循環を招く可能性があります。

復習で教わったことが確実に理解出来て自信が持てている状況をつくり、新しいことは学校で学ぶ。だから先生の話を一生懸命聞く。という状況をつくりましょう。

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