発達障害の子どもたちがゲームの沼にハマりやすい4つの理由
発達障害の子どもたちが『ゲームの沼』にハマりやすいのはなぜ??
一度ゲームを覚えると、
『ゲームの沼にハマってしまう』
というお子さんは多いのではないかと思います。
とくに発達障害のお子さんは、興味関心のあることに対して類まれな集中力を発揮する特性があったりするので、まさにゲームの「沼にハマってしまう」状況になりやすいのかもしれません。
あまりのハマり具合に頭を抱えてしまっている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜ『ゲームの沼にハマってしまう』お子さんが多いかというと、
『やる気が引き出される条件』
がバッチリそろっているからなんですね。
その条件とは・・・
1.楽しんで取り組める
2.発見する喜びがある
3.達成感がある
4.考え続けられる
これは「その子にとって」ですので、ゲームにそれを感じれば当然ハマっていきますし、
ゲームはさほど…
という子はその分、別のことにそれを感じて夢中になっていくという子だってもちろんいます。
そのように考えるとどうでしょうか?
やる気がぐっと引き出されて、夢中になれることを見つけたわけですから、
『ゲームの沼にハマってしまう』ことが、全て悪いわけではないとも思いませんか?
デメリットの部分をどうカバーしていくか?
✅目が悪くなってしまう
✅姿勢が悪くなってしまう
✅お友達とのトラブルの原因になってしまう
✅際限なくやり続けてしまう
など、親として心配になってしまう、デメリットの部分もあるかと思いますので、そうならないように、
- 時間や回数を決める
- 宿題などやるべきことを先に終わらせる
- うまくいかないときにお友達に暴言を言ったり、物にあたったりしない
など、お子さんとゲームをするときの約束を決めて、けじめをつけさせることは必要だと思います。
我々親がいかにポジティブに発想を転換できるか
我が息子もゲームの沼にハマっているひとりです。
ですが、息子を見ていると、
大人が教えなくても自分からやり方を調べますし、
うまくなりたいから何度失敗しても出来るまで繰り返すし、
新たな方法やアイテムを発見するために、ネットで調べ、人に聞き、熱心に情報収集しています。
学校の授業では全くと言っていいほどノートを取りませんが、ゲームで必要な暗号やコードは、ノートを持ってきてしっかりとメモしています。
ノートが取れない(能力がない)わけではないんですよね。自分にとって必要ならば自発的にやるし、ちゃんと出来るんです。
そんなふうに、ゲームによって引き出されているチカラを、
「すごいね!よくそこまで自分で調べたね!」
「何度もチャレンジして、よくあきらめずに最後までやり切ったね」
と、『あなたの良いところだ』と認めてあげることも大切だと思うのです。
今夢中でやっているゲームのどんなところに楽しさや魅力を感じているのか、次のステージをクリアするために何をすべきと考えているのか、などをお子さんとの会話の材料にして、自分の気持ちを表現することだったり、仮説思考や問題解決能力を伸ばしてあげたりすることも十分可能だと思います。
せっかく夢中になったゲームと、
うまく付き合わせる
ゲームから学ばせる
というポジティブな発想をすることが、我々大人に大事なことではないでしょうか。