お子様の健やかな成長を願って日々悩みや不安と向き合う保護者の皆様へ
はじめまして。株式会社アイトカムのホームページをご覧頂きまして、ありがとうございます。
代表取締役の諏訪部彩です。
私は『誰にでも必ず、世の中の役に立てる、与えられた役割や使命がある』と信じています。
現在の学校や社会のシステム、偏見や差別など人々の中にあるマインド、これらが今すぐに変わる、というのは難しいことですが、その中で、子ども自身が自分の強みをどこでどのように発揮していくか考え、道を切り開いていける力があれば、必ず充実した人生を歩むことが出来るのです。
お子様が成長していく上で「保護者の関わり方」というのは、とても大事です。ですが、どうしてもお子様の出来ないところや足りないところにばかり、先に目が行ってしまい、一番そばにいる保護者が、お子様が持っている本来の良さや、その子らしい個性が、分かっているようで分かっていない、ということや、これで良いのかと迷いながら、毎日対峙する苦しさを感じたり、時には眠れないほど悩んでしまったり、ということもあるのではないかと思います。
「保護者の関わり方」というものに、一つの正解があるわけではなく、一人一人違う、兄弟姉妹であっても違うわけですから、迷いや悩みが尽きないのは当然のことです。ですが、お子様と密に関われるのはほんの数年という、短くとても貴重な時間です。だからこそ親子にとって、迷いや悩みと向き合いながらも、将来がワクワクして楽しみになる、そんな素敵な時間にしてほしいのです。
私はあなたと一緒に「お子様が自分らしく輝ける場所を見つけられるように」心から願い、子育てという大事な時間に向き合うパートナーとなります。
お子様に直接関わらせて頂きながら成長を支援し、あなたが気持ちを楽にして、穏やかにお子様に向き合えるためにサポートします。それと同時に、あなた自身の思いや、やりたいことも、お子様のことを思うのと同じように大事に、そして豊かにして頂きたいと考えています。
さあ、お子様とあなたの素敵な未来に向けて、私と一緒に前進しましょう!
私は、会社を立ち上げた当初、中小企業を支援する経営コンサルティングの仕事をしていました。
休日がないほど日々忙しく、子どもとゆっくり向き合って話す時間もままならない状況だったある日、当時小学校1年生の息子が「僕、もう学校行きたくない」と言い出しました。実は学校生活に馴染めずに一人ストレスを抱えていたことが分かりました。本当は、息子は度々SOSを出していたのだと思います。でも、私の方からそれに気づいてあげることが出来ませんでした。その出来事を機に、私は「子どもと向き合う時間を優先しよう」と決め、これまでの仕事は全て手放すことにしました。
私の息子はいわゆる「発達障害グレーゾーン」です。
スクールカウンセラーの先生に実施してもらったWISC(知能検査)でIQ70、病院に行けば発達障害の診断は下るだろうと言われました。ところが病院は「半年待ち」でした。そこで私は、コロナウイルスの影響で一斉休校になるまでの約2か月間、息子と一緒に登校して一日中、学校にいさせてもらい、様子を自分の目で見て把握し、必要に応じて息子のサポートをさせてもらいながら、今後のための情報収集をしていきました。
ところが、頼りのスクールカウンセラーの先生はいつも予約でいっぱい。通級も支援の優先順位が高い人からなので、申し込んでもいつからスタート出来るか分からない状況。私と同じように悩み、支援を望む保護者は、自分が思っている以上に多いにもかかわらず、受け皿がとても少ない、親が必要な時に、いつでも親身に相談に乗ってくれて、適切な対応をアドバイスしてくれるような場が極めて少ない、ということが分かりました。
発達障害と言っても、人により症状も程度も様々なので、まずは病院できちんと診て頂き、投薬、療育や通級を利用する、特別支援学級を選択する、などから、その子にとって適切かつ専門的な対処をすることが、とにかく大事であると考えています。
結局私の場合ですが、自分が息子の様子をそばで見つつ、向き合いながら対応する時間を確保出来たため、病院で診断を受けたからと言って状況自体が変わるわけではない、と考え、いまだに受診はしておらず、明確に「発達障害である」という診断は受けてはおりません。学校側と適宜面談し情報共有して、息子の対応に協力してもらえるようお願いして日々対処している現在です。
先ほども言いましたが、その子に応じて、専門家による適切な支援を受けることが大事なのは大前提です。
その上で、発達障害やグレーゾーンであろうと、定型発達であろうと、「ありのままのその子」で人生を歩んでいくことに変わりはありません。どんな人にも、得意なことがあれば、不得意なことがあるわけで、それは個性です。個性をどこでどうやって発揮していくか、自分の意思、あるいは周りのサポートを受けながら成長とともに探していく過程をたどるのは、誰であっても同じなのです。
息子は確かに、学校では「問題児」なのかもしれません。
その場の空気を読まずに、自分のタイミングで自分の言いたいことを発言していました。手を挙げているのに、自分を指してもらえないと不貞腐れて暴れてしまいました。興味のある科目以外は机に突っ伏しています(1年生の時は教室の外に勝手に出て行ってしまっていました)。気分が乗らないと、テストも解きません。解かないどころか、テストをビリビリに破いたこともありました。
それでも、私には長所でいっぱいに見えたのです。自分の考えや意思をしっかりと持っており、それを堂々と主張することが出来ます。天真爛漫で、誰に対しても人見知りせずにお話をすることが出来ます。何に対してもなんで?と疑問を持ち、たくさん考えます。
それらを発揮する場面と程度の問題であって、ある側面だけで「あいつはダメだ、問題児だ」と言われ、同い年の子たちと比べられて「劣っている、出来ないやつ」と否定され、息子が自信と居場所を無くしてしまうのは、あまりにももったいないし、それはあってはならないことだ、と感じました。
そんな息子に対してですが、良いところを具体的に伝えて褒めてあげ、本人が「僕にはこんな良いところがある」と自覚して自信が持てるようにし、一方で課題は、担任の先生とも共有して、一つ一つ乗り越えて、出来ることが少しずつでも良いから、増えていくようにサポートをしています。
そして1つ、明確に約束をしたのが「学びたいお友達と教えている先生の邪魔をしないこと」です。これだけは絶対に守ってほしいと。そうすると、授業中に勝手に外に出て行ってしまうことも、立ち歩いて大声を出してしまうことも無くなりました。授業を受ける気分でない時は、自分の席で折り紙をしたり自由帳におえかきしたりすることもありますが、それは静かにして周りに迷惑をかけないための「息子なりの配慮」なのだ、という気づきもありました。先生も、息子を一番後ろの席にして、周りの子が気にならないようにし、まずは息子の気持ちを汲み、頭ごなしに注意することをしないようにしてくれています。
同い年の子と比較をすれば、成長のペースはゆっくりで遅れている面もありますが、それでも、1年生よりも2年生、3年生と確実に出来ることが増えてきて、ちゃんと成長が見えます。先生方の協力のおかげもあり、現在は学校にも楽しく通うことが出来ています。
私はキャリアコンサルタントという国家資格を持っています。
キャリアコンサルタントという立場ならではの視点で、お子様のキャリア形成の支援はもちろんのこと、保護者の方のキャリア形成も大切にして支援したい。子どもの健やかな成長を考えた時、親子の良好な関係性があってこそ。お互いに心の自立を果たして、親子で支え合い、成長し合えるのが理想で、そのためには両者の支援をすることが大事だ、考えたのが当社の事業の原点です。
「キャリア」というと、一般的には仕事における職歴や経験の積み重ね、というイメージがあるかと思いますが、近年は「キャリア」というものをもっと広義の意味で捉える、という風になっています。「キャリア」というのは、仕事だけでなく、プライベートも含めたその人の生きがい、人生そのものであり、どんな自分でありたいのかを考え、自分の人生をプランニングし、デザインしていく。それにとことん寄り添って、歩みを進めて行くサポートをするのが、キャリアコンサルタントの仕事です。
そのように考えると、子育ても大切な「キャリア」ということです。子育てのために、育児休業で仕事をお休みしたり、時短勤務を選択したりすると「マミートラック」と言って、もう昇進や昇格とは縁遠いキャリアコースをたどることになるとされますが、私は、そんなことはないと考えています。自分がどう捉えるかで、周囲の見方も大きく変わると思っています。
子育ては、仕事で言えば部下を育てるのと同じです。将来活躍できるような人財を育てる、大事な仕事でもあるわけです。もちろん、自分のお子様ですから、責任感ばかりではなくて、自分も楽しんで、惜しみない愛情を注いであげる。ただ、そうすると我が子を愛するがゆえに、近づきすぎて、視野が狭くなってしまいがちです。時には、子供扱いせず一人の人間として対等に扱う、近づきすぎずに良い距離感を保ちながら接する、親子互いの自立を促す。そんな風に視点を変え、視野を広げてあげられるようなサポートをしたいと考えています。
そして、子育ての経験は必ず、周囲と接したり、部下と接したりする際に役に立ちますから、子育てを通じてどんなことを感じ、どんな風に対処してきたのか、を「大切なキャリア」の1ページとして刻み、堂々と人に話して頂きたいです。
そのように、お子様のことを大事に思うのと同じくらい、あなたにも、ご自身のありたい姿、望む人生というのを常に思い、大事にして、豊かにしていってほしいと思うのです。
私は、決めたことをやり切る強さや、諦めないで続ける強さは『休まずに完璧にこなすこと』ではなくて、途中休んでも、さぼっても、落ち込んでも、面倒くさくなっても、『また気持ちを立て直して復活できる』ことを指すのかなと、思っています。
人間ですから、どうしても疲れていて気分が乗らない、やる気が起きない、落ち込んでなかなか立ち直れない、そんな時はありますよね。それは大人も子どもも同じです。
人生は短距離走ではなくて長距離走だから、お子様のことも、そして、あなたご自身のことも、焦らずに長い目で見てあげてほしいなと思います。
これまでがダメだったのだから、これからもダメだろう、って決めつけてしまいますか?
それとも「さあ、ここからどうしていこうか」と気持ちを新たにして、前を向きますか?
周囲の反応や環境に囚われないで、自分の強みを自覚し発揮できる場所を切り拓ける、しなやかで強い心を育んでいきましょう。お子様にそうあってほしいと願うなら、あなたにもそうあってほしいと思っています。
誰にでも必ず、世の中の役に立てる、与えられた役割や使命があります。私はそう信じています。
プロフィール
経歴
- 1980年神奈川県藤沢市生まれ
- 藤沢市立鵠沼中学校卒業
週5日の塾通いと週6日のソフトボール部の部活動を、進路を決める3年生の夏まで両立。大変だったので、途中で塾を辞めようかと母に相談したら「途中で大きなけがをしてしまうかもしれない。自分でどちらでも選択が出来るように、最終的に進路を決める時まで頑張った方がいいよ」とアドバイスされる。出来ることはどれも手を抜かずにやることで、「自分の選択肢が広がっていくってこういうことなのだ」と身をもって体験。中学時代は自分にとって大きく成長出来た時期で、母に感謝している。
- 神奈川県立厚木商業高等学校卒業
ソフトボールでエースとして全国選抜大会、インターハイ、国体の全国大会三冠を達成。入学した当初から、自分達が3年生の時には全国大会三冠を取る、ということを決めて練習に励んだ。表彰台に立って金メダルを自分にかけてもらった時の、メダルの輝き方や重さ、質感まで具体的にイメージ出来ていた。すると、人生ってこんなにうまくいくものなのか!?と、ちょっと怖く感じるくらい、イメージしていた通りのことが起こっていった。「夢」や「目標」というレベルではなく、「自分たちはそうなる」と信じて決め切ると、本当に現実になるのだ、ということを体感した高校3年間であった。
- 株式会社日立工機、株式会社日立製作所ソフトウェア事業部にてソフトボール実業団選手として4年間プレー
19歳でU20(20歳以下)世界選手権の代表メンバーに選ばれ優勝を経験。オリンピック選手を目指すも、上野由岐子選手のあまりの凄さを目の当たりにして断念。今考えると、背伸びせず自分の特長を出してコツコツと伸ばしていければ良かったのに、と思うのだが、当時はもっと球速をあげなくては、とか、得意でない変化球をマスターしようか、等と迷いが生じていた。そして自分がどうしたいかよりも、勝手に周りからの評価を気にしていて、なかなか自分のスタイルを確立できず、いつしかソフトボールが好き、という純粋な気持ちも失ってしまった。当然だが試合で勝てず、チャンスをもらえなくなってしまった。迷いや葛藤で目標が定まらず、結果も出せず、不完全燃焼のまま引退する、という大きな挫折を経験した時期であった。
- 東京IT会計法律専門学校横浜校卒業
選手引退後、ソフトボール漬けだった人生から社会に通用する武器を身に付けたい、と考えて専門学校入学を決意。2年間でITの国家資格や簿記の資格を取得。新たな友人と出会い、新たな経験をすることができ、自信を取り戻す。 - 学校法人立志舎(自分が通った専門学校の母体)に入社し専任講師として学生を指導
夢や目標に向かって頑張る学生たちと一緒に過ごし、資格を取った時や就職が決まった時の喜びを分かち合えることにやりがいを感じていて、とても楽しかったが、結婚を機に退職。 - 株式会社CWM総合経営研究所、株式会社自主管理経営にて、約10年、中小企業を支援する経営コンサルティングの現場を経験。子育て中の女性に優しい職場で、子連れでの出勤や急なお休み、在宅勤務などにも柔軟に対応してくれた。責任ある仕事もどんどん任せてくれて経験をたくさん積ませてくれた。そんなやりがいがあって、自分の成長を実感できる環境がありがたかった。
しかし、子育てや家事との両立でどうしても仕事にかけられる時間が限られる女性は、どうしても無理して自分を追い詰めてしまう。睡眠時間や自分の趣味の時間を削り、仕事で役に立ちたい、子どものこともしっかりやりたいと頑張ってしまう。自分で選んだこととはいえ、疲れていると家族にきつくあたってしまう。ふとした時にこんな生活で良いのか、と疑問がよぎる。そんな葛藤を私自身が経験。
- 株式会社アイトカム設立
2017年に経営コンサルタントとして独立。中小企業に対してITを活用しながら従業員がより働きやすい職場になるように支援する仕事をしていた。初めて部下を持ち社員は6名になった。
普段はお客様の支援で外へ出かけることが多かったので、部下とのコミュニケーションはクラウドのコミュニケーションツールを活用した日報で行った。部下には「文章や表現は上手でなくても構わないから、うまくいったこと、失敗したこと、そして感じたこと、とにかく正直に書いて欲しい」とお願いして、部下はそれなりに時間がかかるので大変だったと思うが、毎日一生懸命書いてくれた。
私もそれに応えることが出来るように、ここが良いね!すごいね!というところを具体的に褒めて、認めてあげ、ここが課題!というのもちゃんと本音で伝えて、共有して、一緒に乗り越えることが出来るようにサポートした。部下が書いてくれる日報も、それに対して私が書くコメント欄もいつも文字でいっぱいになった。
私にとって、部下を持ち「本音でやりとりをした」経験は、自分の子育てはもちろん、現在の事業で親子の悩みに寄り添い解決に向けて支援をさせて頂く上での大きな原点の一つである。例えば、同じ経験をして、皆がそこから全く同じことを感じるわけはない。一人一人感じ方は違うはずである。その一人一人の違いを本音でやりとりすることで知っていく。自分の一方的な見方で決めつけず、一人一人の違い、その人にしかない強み、それらを感じ取り、適材適所で強みを活かして活躍してもらう。それがチームの「長」である私の役割だと考えていた。部下がそれに応えてくれたおかげで得られたたくさんの気づきが、悩んでいる親子を支援したい、必ずその人だけの強みがあって活かせる場があるからとことん寄り添って応援したい、という私の思いとなり、現在の事業に取り組むノウハウとして活かされている。
息子の「もう学校に行きたくない」の一言を機に、自分の生活を仕事中心から子育ての方へシフトしたが、息子との関わりの中で、発達障害や不登校などの悩みを抱える子どもや親について勉強するうちに、子どもたちの教育に携わりたいという気持ちが芽生え、2021年に「7つの習慣J®」認定ファシリテーターとなる。キャリアコンサルタントの資格も活かし、子どもの健やかな成長のために、親子が良好な関係を築けるよう「子どもと親それぞれが自分らしい輝きを放つことが出来るキャリア形成」を支援するのが『自分の使命』だと自覚し、事業として展開している。
主な保有資格
- 国家資格キャリアコンサルタント
- 経済産業省認定ITストラテジスト
- 日本NLP協会認定NLPプラクティショナー
- ライフシフト・パートナー(ライフシフト・ジャパン認定)
- 「7つの習慣J®」認定ファシリテーター
※「7つの習慣®」および「7つの習慣J®」は、フランクリン・コヴィー・ジャパン社の登録商標です。