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発達障害の子どもが「作業をていねいに出来るようになる」5つの支援策

発達障害の子どもが作業をていねいに出来るようになる5つの支援策のイメージ画像_株式会社アイトカム_諏訪部彩

「ていねい」は苦手分野な子が多いかもしれません

発達障害の子は、特定のことに強いこだわりを持つ子もいるので、自分の興味関心があることについては、ていねいにち密に取り組める場合がありますが、総じて特性上どうしても長時間集中して取り組むことが出来ないため「ていねい」に作業することが苦手、という子が多いかと思います。

それには様々な理由があって、お子さんによってどの理由が当てはまるかを探って対応してあげることが大切です。

「作業をていねいに出来るようになる」ための5つの支援策

1. ていねいにする目的やメリットを具体的に伝える

ていねいにする「目的」「メリット」が分かっていない場合があります。

とにかく早ければ早い方が良いのだ、と思い込んでいることもあります。時間がかかっても良いから、ていねいに仕上げる方が良い場面や、間違いがないように正確に取り組むことが大事な場面というのがありますよね。学年が低いほど早さ優先なのか、ていねいさが優先なのかを自分で判断することは難しいです。伝えてあげないと分からないので、「ゆっくりでいいから線からはみ出さないように気をつけて色を塗ってみよう」などと具体的に伝えてあげましょう。

2. そもそも「ていねい」の意味が分からない場合があるため具体的に説明してあげる

「ていねい」ってどういうこと?と聞かれたら説明出来るでしょうか?

改めて考えると感覚的に捉えていて、言語化するのは難しかったりしますよね。そうすると「ていねいにやってね」と言っても、特に発達障害の子には伝わりません。場面場面で「ていねいに」の度合いは違うと思いますので、都度こちらが求める「ていねいさ」を具体的な表現で伝えます。例えば読んだまま出しっぱなしになっていたマンガを片づけてもらうとしたら、「本の向きをそろえて1巻から順番に左から並べて本棚にしまってね」という感じです。

3. 課題の量を調節して「ていねい」を重視できるようにする

計算問題や漢字練習など反復系のワークは、量を調節してあげることで「ていねいさ」を重視する練習も取り入れていくと効果的です。

量が多いと感じると、こなしきることが優先されて雑になってしまうのです。お子さんの集中できる時間を加味して、調節してあげましょう。「ていねい」に取り組むことで、計算間違いが少なくなるんだ、漢字をこんなにきれいに書けるんだ、という体験を積むことで、「ていねいさ」への理解も進んでいきます。

4. 「ていねい」な状態を言葉だけではなく見本で視覚的に示してあげる

前述した「ていねい」の意味を知ることともつながるのですが、片付けや掃除などでは「ていねい」に作業した状態を見せてあげることも大事です。「ていねい」を意識しないと、拭くところが偏って隅の方にほこりが残ったままだけれど、「ていねい」に隅々まで拭くことを意識するとこんなにピカピカになるよね、と実際に見せてあげることで、発達障害のお子さんでもイメージがしやすく、言葉が示すことの理解にもつながります。

5. 「ていねい」に出来たかどうかの評価と「ていねい」を心がけたかどうかの姿勢の評価は分けて考えてあげる

ていねいに出来たかどうかの『結果評価』と、ていねいに取り組もうとしたかの『プロセス評価』を分けて見てあげることがとても大切です。

結果としては字がきたない、ミスが多いということであっても、本人なりにていねいにやろうという姿勢が見られたのであれば、姿勢に対しては認め、きちんと褒めてあげて、そのうえで具体的にどうすれば結果もよりよくなるのか、一緒に考えてあげることが出来るとベストです。

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