我が子が発達障害とわかったらまずやるべきこと
まずは親御さんに「手放してほしいこと」があります
我が子が発達障害と分かったら、あなたがまずやるべきこと。
それは、
「完璧な親」であることをやめること
です。「完璧な親」であることを、思い切って手放してください。
いいや、そもそも自分なんて「完璧な親」じゃない。と思った方。本当ですか??
社会人だから、家族があるから、母親だから、と、それぞれの立場で「~でなければ」「~しなくては」「~するべき」に囚われていませんか?出来ている・出来ていないに関わらず、「べき」「ねば」に囚われている時点で、あなたは「完璧な親」です。
ですから、今すぐに手放してほしいのです。
仕事をしている人は、職場では上司、部下に気を配り、タスクをそつなくこなして、
そして家でも常に、育児に家事にと休みなく動き続けている。
仕事をしていない人は尚のこと、
完璧に家事をしなくては、子どもを立派に育てなくてはと、自分のことよりも、周囲のためにサポートに徹している。
これまで、
常に気を張り詰めながら、自分のことは後回しで、周囲のために過ごしてきたことでしょう。
そんなご自身をまずは解放してあげることから始めてください。
そう言うと、「いや、自分じゃない。困っているのは子どものことなのに」とおっしゃる方もいます。
お子さんのことを解決したければ、お子さんのケアの前に、まずは自分のケアなんです。
日々の生活の中に、少しでもいい。『余白』を作りましょう。そのためには、
自分にとって一番大切なことに集中する
と決めること。今のあなたに一番大切なのは『余白』です。
今まで完璧にこなしてきたいくつかのことが出来なくなっても、決して自分を責めたりしないでください。
「まあいいや」「私は充分に出来ている」と、ゆるーい自分を受け入れ、許してあげられるようになることが第一歩です。
心地よいと感じる場所に身を置き、ゆったりとした気持ちで好きなことが出来る時間をつくること。
完璧にこなさない、ゆるくて凸凹なライフスタイルを選ぶこと。
こんな生き方をする自分を、自分でしっかりと許すことが出来てから、
はじめて発達障害のお子さんのサポートを詳しい人に相談しながら考えていきましょう。
お子さんのことも、一人で抱え込まないことが大切。出来るだけオープンマインドで、周囲の人に助けを求めてください。頼ってください。
発達障害はお子さんの「特性」です。ですから、療育や投薬、周囲の配慮によって、環境に適応することが出来ても、本質というのは変わりません。大切なのは、そのことをどう捉え、どう見ていくかです。
あなたがまず、自分の凸凹(完璧でないこと、どんな立場だって自分を大切にして自分を優先すること)を受け入れることが出来れば、お子さんの凸凹は愛おしく、とってもカラフルで魅力的に見えてきますよ。